Staff voice vol.5

和久井 寛子
Masayuki Satou
プロフィール 愛犬好きが高じて、2004年4月株式会社ペピカに入社。
その後トリマーを目指すこととなり、技術習得のため一旦離職。2009年8月トリマーとして再入社を果たす。
以降もスキルアップに励みながら経験を積み重ね、大所帯の美容部門チーフとなる。
2021年9月よりパウハウスユーカリが丘店店長に就任。
2018年度社内表彰「ベストグルーマーオブザイヤー」獲得
2018年ハッピーグルーミングコンテスト クリエイティブ部門ビクター賞(審査員特別賞)受賞
2022年ハッピーグルーミングコンテスト レスキュー部門3位入賞

Qまずは入社のきっかけを教えてください。

和久井:ショッピングセンターの「ステラタウン」が開業した年で、そこにテナントとして入ることになったぺピカファミリー大宮宮原店の、オープニングスタッフとして入社しました。
当時トイプードルの「アロハ」という子を飼っていまして、初めての室内犬との暮らしに、こんなに密でこんなに可愛いものなのかと、完全に魅せられていたんですね。
ちょうど転職を考えていた時期でもあり、何か犬に関わる仕事が出来たらと思っていたので、応募しました。

Q始めはどんな業務をされていましたか。

和久井:最初の数年はレジスタッフでした。
dogマッサージの資格を持っていたので、トリミング室の中で一緒にやらせてもらえないかという提案をしたら、ありがたいことにやらせてもらえるようになったんです。
それからトリマーさんたちの仕事ぶりを近くで見るようになり、なんてキラキラしてかっこいいんだろう!って。それでトリマーになりたいと思うようになりました。


Qそこからトリマーを本気で目指すことになったわけですね。

和久井:いろんな事情から専門学校に通うという選択肢がなかったので、まずは修行をさせてもらえるサロンを見つけて、昼間はそこで学びながら夜は居酒屋で働く、という生活を一年くらい続けていました。
その後また別のサロンで数年間働かせていただき、ご縁があって再び宮原店に採用していただくことが出来ました。とは言え、技術的にはまだまだ新人レベルだったので、戻って来てからも毎日が必死でしたね。

Qぺピカで再スタートを切ってからの、十数年を振り返って思うことはありますか。

和久井:早かったですね。
いろんなことを教わって、宮原店では最終的に部門チーフを任せていただきましたが、スタッフをまとめる立場になって、改めて自分に出来ないことや未熟な部分が浮き彫りになりました。今思うと失敗だらけだった気がします。
それでもついてきてくれる仲間がいて、本部や社内の繋がりに支えられながら、何度も気持ちを救われて、そのおかげで今があると思っています。


Q今では専門学校の外部講師をしたり、休日を使ったボランティアトリミングもされていますね。

和久井: はい。講師は月に数回ですが、一生懸命勉強されている学生さんに接して、刺激をもらっています。
ボランティアトリミングは参加するようになってだいぶ経ちました。でも実は、最初の一歩がなかなか踏み出せなかったんです。 ずっと「ボランティア」とか「犬に優しいグルーミングのやり方」に興味はあったんですが、私の中で勝手に敷居が高いイメージがあって。
それがたまたま、Facebookで気軽に一回からご参加ください、みたいなことが書かれているのを見つけて、それならと思い切って飛び込んでみました。
実際に参加してみると、ワンちゃんファーストで無理のない形でケアをしてあげられるので、とっても自分に合ってるなと感じました。 おかげで今も気負わずに続けられています。

Q今回受賞された、ハッピーグルーミングコンテストについて少しお聞かせください。

和久井:日本最大級のペットイベント「インターペット」の中で、開催されるようになったトリミングコンテストで、私は今回で3回目の参加になります。
いろんな部門があるんですが、自分のカットにすごく自信があるわけじゃないので、レスキュー部門なら普段から大切にしていることを、そのまま出せばいいかな、と思ってエントリーしました。
他の参加者の方がどんなふうに犬を優しく扱うのかも見られるし、賞を取りたいというよりは、学びたい気持ちで参加した感じです。
当日担当したワンちゃんは目がよく見えないということだったので、どんな環境を用意してあげれば落ち着いてトリミングが出来るかは、すごく意識しました。
あとは社内でも取り組みが広がってきている、「もぐトリ」という、おやつを使ったトリミング法を取り入れながらやりました。 自分で用意していきましたが、レスキュー部門はおやつ必須なので、会場でも配ってくれていたりするんですよ。
私はいつも何かにチャレンジしていたいタイプなので、これからも新しいことに挑戦できればと思っています。


Q昨年からはパウハウスユーカリが丘店の店長になりましたが、いかがですか。

和久井:大宮宮原店の時もトリミング室だけが2階だったので、優しい店長のもと、かなり自由にやらせていただいてたんです。ただ、自分が本当に店長になって、スタッフに対して湧いてくる愛情が、これまでとはちょっと違うなと感じてます。
皆が楽しそうにしてるのが本当に嬉しくて、親心を超えて、なんだか孫を見ているような気分なんです(笑)。それに、これまでは守ってもらってきたけれど、今は最終的な責任を担う立場として、身が引き締まる思いでもあります。
お客様を大切に、どうやってお店を盛り立てていくか・・、小さく地道なことも含めて、しっかりやっていかなければと思ってます。


Q店長として、これからチャレンジしてみたいことはありますか。

和久井:後に続くトリマー店長のために、施術に集中しながらでも、もっと気軽に楽しく店長業務が出来るような仕組み作りをしていきたいです。
若いスタッフでもあまりプレッシャーを感じることなく、「私やってもいいですよ」って軽い気持ちで言ってもらえるようなシステムを用意してあげたいですね。

ボランティアトリミングやコンテストの様子♪